ロンドンから実況
2011年05月02日約8年前、フットボールに、プレミアリーグに魅せられた私は、
単身、イングランドに渡りました。
1年半ほどのロンドンでの生活の中で、足しげく、スタジアムに通い、
レベルの高いプレーやスタジアムの雰囲気に感動していたものです。
いつか、このスタジアムで実況できたら…と夢見ていました。
その夢がついに叶いました。
1昨日は、スタンフォードブリッジでチェルシー対トッテナムを、
昨日は、エミレーツスタジアムでアーセナル対マンチェスター・ユナイテッドを
実況しました。
どちらもビッグゲーム、しかも、優勝やCL出場権獲得に向けて、
大事な大事な試合でした。
チェルシー対トッテナムは、壮絶な試合でした。
両サポーターのボルテージの高さは凄かったです。
それに、2つのミスジャッジ、終了間際の決勝点などの要素も加わり、
いやー、興奮してしまいました。
現地メディアは、チェルシーの1点目はゴールラインを割っていない、
2点目はオフサイドと断定して伝えています。
試合後、トッテナムのレドナップ監督は、
テクノロジーの導入を強く要望していました。
「人間が判断するのは難しい…。第4審が、ハリー落ち着いて、
座ってという時間があるんだったら、テレビ画面で、数秒で確認できる」と
語っていたのが印象的でした。
翌日、我々が乗ったタクシーの運転手が、スパーズファンで、
このミスジャッジに怒り心頭でした。
我々に、熱い思いを吐露していましたよ。
本当に、フットボールへの思い入れが深く、
日常にフットボールがある国だというのを再認識しました。
ちなみに、行先はエミレーツスタジアムだったのですが、
アーセナルに対する嫌悪感もせつせつと語り、
スタジアムが近付くと、
「目を背けないと…。エミレーツスタジアムを見たら病気になる」と
話していました(笑)。
やはり、凄いライバル関係です。
アーセナル対マン・ユナイテッドは、前日の試合に比べると静かな雰囲気でした。
それでも、優勝争いを左右する一戦とあって、
両チーム、特に監督とコーチ陣が必死でしたね。
ベンチ前の彼らのゼスチャーや表情が印象的でした。
アーセナルが勝ったことで、プレミアリーグの優勝争いは、
さらに面白くなりましたね。
特に、次節のマン・ユナイテッド対チェルシーは、注目です。
その試合も現地で実況したかったですが、それは、贅沢というものですね。
今回、重要な見ごたえのある2試合を実況させて頂きました。
こんな素晴らしい機会を頂けたことに感謝しきりです。
そして、放送をご覧いただいた視聴者の方にも、
この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
これからも、宜しくお願い致します。
さて、良く日本では、マンチェスター・ユナイテッドを略すときに
マンUと言いますが、こちらでは、あまりマンUは使いません。
マン・ユナイテッドと言います。
今回、それを再確認しました。
僕は、放送でも、マン・ユナイテッドを使ってきましたが、
違和感を感じている人もいたようで、友人から指摘もされました。
ただ、現地では、やはり、マン・ユナイテッドが主流なので、
僕は、これでいこうと思います。
ちなみに、ユナイテッドだけだと、ニューカッスルもウェストハムも
リーズもそうなので、区別するために、マンを付けるのですね。