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夢、破れたり

2007年05月02日

 チャンピオンズリーグ(以下CL)準決勝セカンドレグ、リバプールがチェルシーをPK戦の末下し、アテネ(ギリシャ)で行われる決勝に駒を進めた。久しぶりに実況しながら、痺れた試合だった。
 
 リバプールはFKのチャンスに、これまで記憶にないオプションを使って、DFアッガー(デンマーク代表)がCL初ゴールを決めた。その後、アンフィールドのファンの後押しを受けて、ホームチームが完全に試合を支配した。ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー)監督は、動きたくても動けない試合展開に頭を悩ませていたはず。固定されたメンバーで4冠を目指したチームと、終盤戦はCLだけに照準を絞ったチームのコンディションの差は一目瞭然だった。

 MFバラック(ドイツ代表)は左足首の手術でドイツへ帰国、DFリカルド・カルバーリョ(ポルトガル代表)は先週末のボルトン戦で膝を負傷し、間に合わず。加えて、FWシェフチェンコ(ウクライナ代表)もボルトン戦で軽症した上、翌日の練習で悪化。スタンド観戦を余儀なくされてしまった。

 アンフィールドの雰囲気は最高だった。7年前にUEFA杯のバルセロナ戦を観戦したことがあるが、僕のベスト観戦マッチは、いまでもこの4万5000人収容のスタジアムの大歓声だ。鳥肌が立ち、身震いがする。地鳴りのようにどっと沸き起こるチャント(応援歌)によって、誰でもリバプールファンになってしまう魔力があった。

 モウリーニョの自伝を監修したこともあって、2年ぶりの再戦は若干チェルシーに肩入れしていたかもしれない(笑)。彼ら本来のパフォーマンスが発揮されれば、もしかしたら違った結果になっていたかもしれないけど、残念ながらシーズンを通して蓄積した疲労は、完全に払拭することは出来なかった。ランパード(イングランド代表)も、ジェラード(イングランド代表)に比べると、そのパフォーマンスは見劣りした。

 試合後、ジョン・テリー(イングランド代表)とモウリーニョが抱き合う姿を観た僕は、実況しながら涙が出そうになった。そう感じた視聴者の方もいたのではないでしょうか。それだけ、彼らにとってビッグイヤーは大きな存在だったんだね。

PK戦を含めて3時間にも及ぶ生中継が、あっという間に過ぎていった。

コメント

西岡さん、初めまして!
私はマンU ファンでスカパー実況とFRIDAYサッカーSHOW、いつも拝見しています。
西岡さんの実況が誰よりも一番好きです。
聞きやすくて、一口メモみたいなお話をしてくださるし、とにかく見ていて余計に試合が楽しくなる素晴らしい実況だと思います^^
これからも応援していますので頑張ってくださいね♪

チャンピオンズリーグはとうとう決勝チームが決まってしまいましたね…
ショックが未だ治りません(;_;)
こうなったら、プレミアファンとしてはリバプールになんとしても優勝して欲しいと願っていますが…西岡さんもそうでしょうか??^^

to ウェインさん
いつも応援頂きありがとうございます。ユナイテッド、残念でしたね。初戦でも感じた最終ラインの不安定さは、結局修正できないままでしたね。
リバプールもそうですが、シーズン終盤にベストコンディションにもっていくには、他のタイトルを捨ててまで集中するか、相当豊富な選手層がないと厳しくなりますね・・・。
決勝戦は、純粋に両者公平に観戦しようと思っています。リバプールには欧州屈指の熱いサポーターがいますし、ミランは僕が初めて欧州サッカーを観戦した思い出のチーム。
いまからワクワクしますね~(笑)

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