意外なポスト!
2006年12月22日元セレッソ大阪監督の小林伸二氏が、2007年度アビスパ福岡のチーム統括グループ長に就任することが決定しました。現場を離れて約半年、待望の現場は意外なポストでした。
初夏にはW杯の観戦でドイツへ行き、それ以降はテレビや新聞などの解説業を少し・・・。そして、国見高校総監督の小嶺忠敏氏が代表のV・ファーレン長崎のアシスタントコーチを努めたりしました。約半年の充電期間を経て、いよいよ現場へ。
アビスパのJ2降格は非常に残念でしたが、長期的なビジョンに立ってクラブのカラーを形作るいい機会です。有能な選手を数多く輩出する九州地方の特性を生かし、地元出身選手だけで戦うチームでもいいです。カラー(特徴)を示し、理解を得ることで、ファンやスポンサーがクラブを支えてくれるのではないでしょうか。
世界を意識したビッグクラブを目指す浦和レッズ、ユースシステムの充実で育成型チームが特徴のサンフレッチェ広島。それぞれのカラーを意識したチーム作りを、いまアビスパは再認識する機会だと思うのです。
小林さんの意外なポストとは・・・。“監督”としてではなく、チーム統括(いわゆる“強化部長”)としてのオファーだったことです。大分トリニータでJ1昇格を実現、またセレッソ大阪ではJ1優勝争いをした監督としての実績は、充分評価されていました。ただ監督というのは、約3年のスパンでチームを強化する短期的な力ですが、強化部長はもっと長い期間でチームに変革を及ぼす力を必要とします。
オシム監督で話題になったジェフ千葉の元強化部長の祖母井秀隆氏は、異例の10年契約を結んでクラブの東欧化を進めました。結果を出さなければ批判されるところですが、ナビスコ杯優勝など評価に値する実績だったと思う。小林伸二新グループ長には、長期的な視点でチームを強化してほしい(これにはクラブの絶対的信頼が必要だが)。ユース年代の育成で高い評価を得ているサンフレッチェ広島ユースの初代監督は、何を隠そう小林伸二氏。アビスパカラーのサッカーをぜひ一日も早く披露してもらいたいものです。
アビスパの新監督にピエール・リトバルスキー氏の就任が決まりました。契約前にはどんなチーム作りをするのか、しっかりと面談したと思います。今度はそれを実行に移す選手を揃えることです。年末年始も休みなく尽力されることでしょう。
ガンバレ、伸二さん!