広島市民球場
2008年09月27日広島市民球場での最後のナイトゲームでのペナントレース公式戦が行われました。
1991年にテレビ新広島に入社して、新入社員紹介の社報の自己紹介に
「将来の夢は広島対西武の日本シリーズを実況すること」と書いた私にとって
広島市民球場は何物にも代えがたい存在です。
この球場のテレビ放送席は2部屋あります。主に使われるのは第2放送席
第1放送席は構造上、柱が邪魔になるため、1のほうがバッテリーを結ぶラインにより近いのに
2が使われてきました。
新入社員のころから「早く第二放送席から実況をしたい」と思っていました。
少年野球中継や社会人野球中継などで第2放送席から実況をしたことはありましたが、
ことプロ野球ということになると入社14年目までたどり着けませんでした。
近くて遠かった第二放送席。

ここに座って実況することが大きな目標でした。
最後の広島市民球場からの中継。
若手のころ、炎天下であってもファームの試合を見ながら一人でスタンドから実況練習したこと、
試合終了後の照明がほとんど落ちた球場で黙々とバットを振るカープ選手の姿に
「俺も負けない」と誓ったこと、
91年の優勝決定の時に「球場の隅から隅までカープだ」と感じたこと、
仕事以外の日に外野席から実況練習をしたり、観戦していると声をかけてくださったカープファンの笑顔
そして何より、野球を楽しむ人たちの思いと空気を静かに見つめていた原爆ドーム。
「平和公園から原爆ドーム、そして広島市民球場」これが平和都市広島のシンボルなんだなぁ
と感じ、「平和だから野球という娯楽がみんなの笑顔とともに存在する」と確認していたこと。
いろんな思いがわきあがる中、広島市民球場への感謝をこめてリポーターを務めました。
コメント
広島市民球場最後の試合、感動しました!Jスポで中継を見ていたのですが、回の合間に、選手それぞれの市民球場に対する思い出等を聞けたのは良かったですし、そこにまたこみあげてくるものがありました。
私自身、14歳まで広島市内界隈に住んでいたため、よく観戦に行ったものです。県東部に引っ越してからもテレビで中継をする際はほぼかかさず見ていたと思います。 今は遠く東京からJスポで応援しています。 ちなみに私のベストコメンテーターはたっちゃんです!あの思ったことは正直に言う所が最高ですし、相手チームの選手の事まで本気で気にかけて解説されるあたりは、新鮮かつドキドキしながらいつも聞いています。
今年のカープは思うところがたくさんありました。 まずは、4番とエースが抜けた穴をどう埋めていくのか。 そして前田一筋の私にとって、彼が代打要員で試合に登場してくるのを見るのがつらかったことです。 しかし、ブラウンは見事にその不安をかき消してくれたと思います。 積極的かつ我慢しての若手起用。そして男前田の意地の一振り。 特に前田は代打要員にされて最初のあたりは、打席に立っても不満そうでしたが、若手が頑張って、結果が伴ってくるにつれ、男を見せてくれるようになってきたと思います。 さすがです。
とまあ、既にシーズンが終わったかのような話しぶりになってしまいましたが、もちろんCSで勝ち、もういちど市民球場でカープの試合を見れることを楽しみにしています!
新球場も大変楽しみではあるのですが。来年早速観戦に行きたいと思います。ところでまだ名前が決まっていないと思いますが、先日朝日新聞のコラムでひとついい案を発見いたしました。 「広島国際平和スタジアム」 とても深く、いい名前だと思います。石原さんはどう思われます? ちなみにその理由としましては、市民の援助もあっての球場なのに一企業の名前を取り入れるのはいささか、納得できないとの事でした。 私も同感です。
石原さんの実況はとても落ち着いていらっしゃり、聞き取りやすいですので(その少し低く雰囲気のある声が素晴しいと思います)、今後のご活躍期待しております。そしてたっちゃんとの名物コンビを確立していかれることも期待しております!
改めまして、カープとサンフレッチェが存在する広島に生まれたことを誇りに思いますし、ラッキーだなとつくづく思う今日この頃です。それだけでも広島に生まれて良かったと思うのです。 すみません、最後文章が繋がっていませんでして!!
Posted by: love carp | 2008年09月30日 10:29
love carpさん
遅くなりましたが、コメントありがとうございます。
新球場のネーミングライツについては広島市の募集要項が完全な閉鎖体制であることなど、不透明ですよね。
それから、なかなか公にならないんですが、広島市の予算90億円以上の費用にすでに膨らんでいることとカープの持ち出しばかりになっていることなどが分かってきています。
それを考えると市民の援助もあっての前にカープの球団経営の健全性がなければ広島という土地にカープの存続がない可能性を踏まえなければいけません。
一企業にライツを与えても広島市の収入にしかならない可能性もあります。
現市民球場の跡地を折鶴公園にしようという構想も含めて、秋葉市長の独断専行のために現市民球場、新球場ともに振り回されているという状況です。
カープとサンフレッチェが存在する広島でアナウンサー生活をスタートできたことを私も誇りにお見ながら、そこでニュースキャスターを6年にわたって務めた立場から、広島市政の持つ危うさを憂う気持ちがあります。
love carpさんは広島を離れて東京にいらっしゃるようですが、広島のお友達はどう感じているのでしょうか?
広島の人はなかなか思っていること、腹にためてしまって言い出さない気質だと感じていました。
新球場万歳だけでしょうか?
新球場に対するスタンス、減球場の跡地に対する広島市の姿勢、私には疑問符だらけなんです。
その立場とコメントを整理する時間が必要でした。
コメントにたいする返事が遅れてしまい、ごめんなさい。
Posted by: 石原敬士 | 2008年10月18日 23:23
石原さん、コメントに対する御返事ありがとうございます。 (ってきりもう御返事はいただけないと思い、こちらのブログまでは拝見しておりませんでした)
新球場について、先日新ネームが決まりましたね。 それも一企業のしかも一ブランド名という、いささか納得のできない印象を受けました。 石原さんはいかがですか?
ネーミングライツにつきまして、正直石原さんの問いかけにお答えできる知識をもちあわせておらず、広島県人として恥ずかしい限りです。 そのような市の思惑が関与しているとまでは思いもしませんでした。 憤りを感じます。。 もしかして、これまでも県自体の成長には比例せず、貧乏球団として長らく定着してきたのも、そういった事が関係してたのでは、、と考えると余計に腹が立ってきますし、悲しいですね。 現市民球場跡地にサンフレッチェの専用スタジアム建設構想案が排除され、今西さんがFC岐阜へ去っていかれた事もそうですが、やはり、本当の意味でイギリス等のようにスポーツが地域に馴染むまでには100年くらいかかるのでしょうか。。 ただ、カープについてはそれに匹敵するほどの歴史があると思いますので、余計に市(県)の体勢に納得がいきません。
ただ切実に願うのは、カープの若手が今年以上の活躍をし、現戦力でCSまで残って欲しい。それだけです。
さて、プロ野球を飛び越して、メジャー入団が話題になっていますが、石原さんはこれについてどう思われますか? 賛否両論あると思いますが、ご意見お聞かせ下さい。 サッカーの場合は全然アリだと思うのですが、何故か野球については、複雑な心境です。 それはもしかして、サッカーとは違って、野球の場合はアメリカのみで閉鎖的に感じ、グローバルな感じがしないからでしょうか。。(それとも個人的にアメリカにあまり興味を抱いていないから?) よろしくお願いします。
Posted by: love carp | 2008年12月02日 11:06