おもしろかった!

2010年09月03日

タイトルにしたこの言葉は今日の解説の川崎憲次郎さんと私が、期せずして放送終了直後に言い放った言葉です。
広島対阪神の一戦は、広島中田廉、阪神久保の先発。
実績からすれば、久保投手が主導権を握るかと思いました。
しかし、中田投手の攻め続ける投球(ここぞという時に甘い球はあったんですが)に阪神打線が仕留めきれませんでした。
リードをとるものの、広島が追いついていく展開。
どうしても突き放せない試合は、中盤の広島今井投手の踏ん張りでいつしか広島に流れが来ていました。
前田智、石井の名球会選手の代打起用は6回と早めの勝負に出た野村監督の判断は、7回のチューク投手の失点で目が逆に出たかに見えましたが、廣瀬選手のタイムリーで逆転し、その虎の子の1点リードを保って逃げ切りました。

昨日の続きで目標ということを考えれば、2年目の中田投手からすれば、来季を見据える中での攻めの投球は楽しみになりましたが、ここぞという時の力を込めた一球のコントロールが気になりました。
試合を決めた一打の廣瀬選手は、10年目。入団以来けがに泣きながらも今年はな開いた苦労人は2010年シーズンを全うすることの大切さを抱きながら、とにかく常に同じ意識レベルで打席に向かっています。彼にとってみれば苦しんだ過去9年間を無駄にしないためにも今年が大切です。
先に見据える目標も大切ですが、過去に立脚した目標を克服することが次の未来の一歩につながることもあります。
歴史は繰り返すものですが、無駄に繰り返してはいけないのも確かですよね。


そんな試合を中継する直前に阪神矢野捕手の引退の知らせを受けました。
チャンスがなかなかなくてまともに時間をかけて取材したことはありませんが、(まだ中日時代に広島市民球場でのウエスタンリーグの試合前に一言二言話したのが最初の取材でしたが…)同じ1968年生まれの選手ということもあり、いつも気にしている選手でした。
去年は緒方孝市氏(現広島コーチ)が引退。
結構しぶとく現役を続けている選手が多い1968年生まれですが、また一人大きな選手が引退します。
お疲れ様でした。

目標を失うと…

2010年09月02日

マリナーズ対エンジェルス戦を担当。
イチロー選手の10年連続200本安打のカウントダウンが大きな見どころで、イチロー選手はきょう、3試合連続のマルチヒットで、残り29試合で29本としました。
とはいえ、両チームともにポストシーズン進出は絶望的。
来シーズンを見据えたチーム作りを始めてもおかしくない状態です。
が、しかし、試合は淡々と進むだけ。

中継が終わった後、解説の方々と、「両方とも、方向性が見えない」と話しました。

シーズン前にはこの時期にポストシーズン進出をかける好カードになるのでは?と予想された日程だったのですが…。

目標を失ったチーム同士の試合ではよくあることですが、プロ選手としての自己評価を高めながら、ファンのためにもチームの形を見せてほしいものです。

翻って日常生活でも、目標を失うことはあります。そんな時にこそ、自分にできることをやりきって、次の方向性と目標を大事に作らないといけないんでしょうね。

長月

2010年09月01日

今日から9月。長月です。
確かに、日が短くなりました。
朝はゆっくりと明け、夕方はすっと日が落ちます。
「秋の夕日はつるべ落とし」とまではいきませんが、日の入りが早くなった感があります。
今日は二百十日です。
各地で防災訓練が行われましたが、ニュースを見ていると、災害連絡系統がハイテク三昧で心配になります。
専用回線を引いたり、ネットで情報を集めたり。
大災害の時にそのライフラインが寸断される可能性は高いのに…。

災害報道に出ることが多かった私は、できうる限りの準備をし、常にかばんの中にはそのために必要なものを入れていました。
だから、普段から私のかばんははちきれんばかり。今もその癖は直りません。

よく、「どこからの帰りなの?」と仕事先で聞かれます。

私の場合は極端でしょうが、最悪の場面を想定した準備は大事だと思います。

広島の魂快投の日

2010年08月31日

ドジャース対フィリーズは黒田投手のメジャー初二桁勝利をかけた登板。相手はサイヤング投手のロイ・ハラデイ。
この上ない二桁挑戦のハードルです。
かつてカープ投手陣の屋台骨を一人で支え切った右腕は今季味方の援護になかなか恵まれない中、ようやく二桁勝利に王手をかけての一戦でした。
はたして結果は、
8回途中までノーヒットノーランの快投でした。
見事二桁勝利をリーチ一発で達成。
今季一番の投球といっても過言ではありませんでした。

その同じ日。彼がプロ野球投手としてそのスタートを切った旧広島市民球場が条例上、最後の日を迎えました。
多くの広島市民の、多くの野球好きの思いを受け止め続けた球場が、多くの市民が納得しない中、一人の為政者の「邪魔だ」の一言の前に明日からは解体の条例の前にさらされることになります。
広島地裁に仮処分申請は出されていますが、そんなことはどこ吹く風の行政。
広島県高校野球連盟からも、現在の広島市民球場(マツダスタジアム)が予選でなかなか使えない現状をかんがみた存続要請に対してもかれこれ8カ月何の回答もないままにすべての心を無視して解体されようとしています。

黒田投手の快投に引っかけるようなこのブログは卑怯なのかもしれません。(なにせ、黒田投手に旧広島市民球場に対する思いを直接来ていないのですから)

でも、あの球場を駆け巡った選手の一挙手一投足に元気をもらった人は無限だと思います。
そのスタートは、復興という希望だったでしょう。

今日の黒田投手の快投が、旧広島市民球場への惜別なのか、それとも、存続を願い、その運動を続ける心へのエールなのか、勝手ながら、後者だと信じたいのです。

焦るっ!!!

2010年08月30日

このところ長時間試合を引く率が高く、しかも先週は千葉3連戦だったりと資料をつける時間を確保しづらくて…、たまってしまいました。
通常、6試合つけるのに3時間ちょっとかかるだけにためないように気を使っていたんですが…
今朝から必死にやっているものの、明日のメジャーの資料作りもしなきゃいけなくて、遅々として進みません。
かといって焦ってつけるとミスする可能性が高くなるし…。

夏休みの宿題を最後の数日でやるのってこんな感じなのかなぁ?

自慢ですが、中学以降は夏休みの宿題は最初の10日ぐらいで終わらせてました。
(なぜなら、苦手だった読書感想文と図画工作の宿題が中学以降はなかったから)

まだまだ終わらない資料つけですが、明日のメジャー中継のために睡眠時間も必要。
「どこで切り上げようか」と悩みながらも作業は続きます。

続くときは続くもんです

2010年08月29日

昨日の願いはむなしく…。
ホワイトソックスがダンクス、ヤンキースがサバシアの先発なのに、序盤から点の取り合い。
解説の出村さんと試合前には投手戦を予想していたのに…。
ダンクスは初回から3イニング連続2ランホームランを打たれるという何んとも珍しい場面もありました。

なんという引きの強さというか悪さというか…

ところで、メジャーリーグ中継では現地の放送の中で、トリビアクイズがよく出ますが、今日、はじめてそのクイズに答えられました。

たまたま、作っていた資料に合致したクイズが出たからなんですが、メジャーリーグ中継に携わって2年目にして初めてのことで、うれしくなりました。

現地放送でのこのトリビアクイズは、ちょっとした豆知識をクイズ形式で覚えることができるんですが、歴史を知ることもできて、勉強になります。

日本では最近、復刻版のユニフォームが流行ってますが、放送や、球場で球団史の豆知識をクイズにして出して、歴史を知ってもらう取り組みとしてまねてもいいのになぁ…。

あと一歩

2010年08月28日

西武ドームの埼玉西武対東北楽天は午後5時のスタート。
7連敗中の西武はエース涌井投手で連敗ストップを目指すものの、前半5回を終わって4-0とリードを許しました。
しかし、後半に入って6回に2点返し、その後3点差とされるも8回に5-5の同点に追い付きました。
その中で大きな働きを見せたのが、17年目の平尾選手と、10年目の佐藤、阿部の両選手。佐藤、阿部の両選手は貴重なつなぎを見せ、平尾選手はそれまで球場を支配していた思い雰囲気を払うかのようなタイムリーヒット。
実は試合前に佐藤選手が、「ベンチの雰囲気を平尾さんと一緒に作ろうとよく話をしているんです。今日負けると本当にやばいし、放送していてもやばいでしょ?」と話してくれました。
常時出場というわけではないものの、試合に対する意識と、ベテランらしくチーム全体を見る力に「出場機会があれば何かしてくれるんじゃないか」と期待していました。

試合はその後、クローザーのシコースキー投手が3イニングすを投げる頑張りを見せ、渡辺監督の、「今日は勝つんだ」という勝負根性を体現。

結局延長12回5時間23分のロングゲームは引き分けに終わりましたが、連敗ストップに半歩前進というところでした。とはいえ、勝ち越すチャンスは多くあっただけにあと一歩、あと一本のタイムリーが出ていればという思いも残ります。

そんなゲームを担当したわけですが、考えてみれば昨日のプロ野球ニュースで担当試合2試合ともが延長になり、今日も延長とやたらとロングゲームの引きが強くなっています。
とくに今日の試合は今季のパ・リーグ最長時間試合で両リーグ最長時間試合まであと2分という記録達成まであと一歩のロングゲームでした。(どうせならあと3分長くやって記録達成でもよかったのに…?)

明日はメジャーリーグ中継ですが、もうロングゲームは勘弁してほしいものです。

ドキドキしました

2010年08月27日

今日はプロ野球ニュースのお仕事。
担当は横浜対中日とオリックス対北海道日本ハムの2試合でした。
この2試合が延長に突入しました。

23時から放送の番組で、22時を回っても2試合とも決着がつきません。

試合の結果は、横浜対中日は横浜のサヨナラ勝ち、オリックス対北海道日本ハムは延長12回引き分けでしたが、放送開始間際の試合終了ということで、バタバタしました。

フジテレビに入った16時過ぎに、今日のプログラムディレクターから、「2試合スコアをきちんとつけてくださいね」というようなことを笑顔で言われましたが、その指示通り、スコアをきちんとつけ続けて正解でした。

放送間際に試合が終われば、試合のダイジェスト編集は当然ぎりぎりになります。
その編集上がりを確認できない可能性もあります。

今日は幸いにも編集後の映像を確認できましたが、本当に確認するだけでした。

確認できないことまで覚悟していたので、確認できただけでも落ち着けました。

最悪のことを考えて動く大切さ

改めて実感しました。

勝負根性

2010年08月26日

千葉マリンでの千葉ロッテ対埼玉西武3連戦は千葉ロッテの3連勝。
首位だった西武は3位に転落しました。
今日の試合後の渡辺監督は、「気持ちの問題。勝負根性が足りない。大事なところでフォアボールを出して、ベンチを見るなんて話にならない」と、勝利にかける気持ちが届かないことに歯がゆさをにじませました。

最近の風潮として、「根性論の否定」があります。
でも、勝負師のコメントで良く出てくるのは、「〇〇したいという気持ちだけでした」という思いの強さを強調するコメント。

「念ずれば通ず」など、「こうしてやろう」とか、「こうしたいんだ」という強い思いが生み出す力は大切です。
しかし、そんな思いの裏付けはそこまでの過程です。

プロスポーツ選手であるなら、その舞台に登場するまでの練習でしょうし、私たち実況アナウンサーなら、資料作りを含めた準備作業です。

かつて広島東洋カープは「日本一厳しいキャンプ」と言われていましたが、他球団から移籍した選手に言わせると、そうでもなかったようです。
ただ、息が上がるほどへとへとになって体の本能で反応するほど追い込むということが他球団にない練習だったのです。

Jリーグ草創期にサンフレッチェ広島で活躍した盧廷潤選手が私に「新人選手が、居残り練習するのがわからない。通常練習でへとへとになるまで真剣に取り組んでいない証拠ではないか」といったことがあります。

極限まで追い込むことによっていざという時の開き直りだったり、踏ん張りがきくんだろうと思います。
わたしも、入社2年目に試合開始が夕立のために1時間27分遅れた試合で、スタメン発表もない中、雨降り仕切る広島市民球場を1時間しゃべり続けたことがあります。

「生放送のハプニングは好き」な私ですが、入社2年目でそんな状況をこなしきれるほどの資料は正直言って持ち合わせていませんでしたから、必死に自分の覚えている限りのことを絞り出しながら対応しました。

「何が起こっても、どんな状況でも、多少不安定であろうと、実況仕切る」という勝負根性はその時をきっかけに身についてきたと思います。(なにかあっても乗り越えるための準備をすることの大切さを知ったことが大きいのです)

「練習のための練習ではなく、本番のための練習をしろ」新人アナウンサー時代によく言われました。
いたずらに時間をかけるて「練習しています」のポーズをとるよりも本番を想定し、その練習に意味を持たせることの大切さを教えていただいたと思っています。

要は「質」だけど、その質を身につけるためには、「意識」と「時間」の両方が必要ではないかとも思います。

渡辺監督の言う、「勝負根性」はこんな裏打ちを求めているのではないか、とも…。

ライオンズの選手の練習がおざなりだと言うつもりはないが、いざという時に自分を信じきれない練習だとするなら…。

ここまで首位争いを続けているチームがそうであるはずはないと思うのですが…。

セ・リーグの下位球団を見ると、「あるいはこんな傾向があるのかもしれない」と思ってしまいます。

垣根を越えて

2010年08月25日

今日は早朝から全国少年硬式野球交流大会の実況でした。
リトル・ボーイズ・ポニー・ヤング・フレッシュの各リーグ(すべて硬式のボールを使う少年野球です)がそのリーグの垣根を越えて対戦する初の大会。
それぞれのリーグでバッテリー間や塁間の距離が違うなど、異なるルールで普段は野球をしているんですが、この大会は統一ルールを設けて行われました。

交流会といえども、各リーグを代表して参加するわけで、試合が始まればやはり【勝負】。
各リーグ代表の意地がぶつかり合う試合でした。

硬式のボールなので、打球は早いし、芯で捕らえればしっかり飛びます。

見事なダブルプレーをはじめ、堅守の場面も多々あります。

なにより、よく練習している姿がそのまま試合に出てきているシーンが多くて、実況しているこっちまで楽しくなりました。

大会の模様は、9月6日からJスポーツ2で順次放送されます。

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